プロナーズの研修を受けてきました
マンション管理士(国家資格)に2021年1月15日に合格しました。(受験日は2020年11月29日)ところが、さて開業して独り立ちしたいと考えた時、どうやったらマンションの理事長さんは私を見つけてくれるのだろうか、どうやって私の実務能力を知り、お金を払ってでも呼んでくれるようになるのだろうか、とても不安になりました。これまでの35年間の会社員生活では、やはり会社の名前で商売をし、肩書きでコミュニケーションをしていたのです。素の私個人では誰もお金を払ってくれそうにありません。
何かヒントはないかとネットを検索し、何やら研修制度があり、それを受けるとマンション管理士を事業として行う際の様々な資料をダウンロードできるらしいことを知りました。私は企業が用意した契約書に従い、関係のあるところだけを修正して、あとは法務部まかせの契約行為をしてきました。しかしマンション管理組合とどのような文面で契約を交わしたらよいのか、そこから分からなかったのです。
探し当てたのは『有限責任事業組合 マンション管理士プロフェッショナルパートナーズ(略称:プロナーズ)』でした。「有限責任事業組合」って何だ?ってところからでしたが、どうも非営利団体らしい・・・。理事の方々が書籍を出しており、それがこれまでネットでヒットしていた書籍でもあったことから、2冊買い求めザッと読んでみました。そうしたら、内容が熱いのです。マンション管理士を育てたい、マンション管理士の活動を通して困っているマンションを助けたい、と。これは話しを聞いてみるべきだと思い、先の資料集のダウンロードにも魅力を感じていたので、研修を申し込んでみました。
4月5日(月)から12日(月)までの6日間、研修を受けてきました。まあ見事でした。講師役をやっていただいたのはプロナーズの理事をされ、現役のマンション管理士の方々です。恐らく時間単価はご自身のお仕事よりも大分安かっただろう事は疑いの余地ありません。1日5単元、1単元1時間15分。これが6日間ですから、理系の大学並みの詰め込みです。しかし、眠くなることは一切無く、テキストも皆さんが恐らく何年か前に作られたもので、テキストを説明しながら行間にある実際の経験談が豊富に語られ、1時間15分がすぐに過ぎてしまいます。講師役の理事の皆さんには失礼な言い方ですが、期待以上でした。
最終日には模擬相談会があり、知識の浅さが露呈し、模擬理事会で顧問業務の提案説明を行うという、なんとも冷や汗をかきながらの模擬体験を行いました。講師役の理事全員の皆さんがお集まりになり、しっかりした組織だなと感じました。管理士1年生に対しても、ちゃんとやるという姿勢を感じました。これから先輩管理士についてのOJTが1年間組まれています。楽しみですし、しっかり現場感覚を身につけたいです。今後も年2回行われる継続研修にも必ず参加し、研鑽を積み重ねたいです。
私自身いつ1件目の契約ができるのか、多少の焦りはありますが、じっくりやることをやって、まだ見ぬ理事長さんの検索に引っかかるその日のために、研鑽と努力を続けていきたいと思います。